
須田 剛士
副病院長・地域医療部長(消化器内科)
人的交流を基盤とする医療再編と地域連携の実現を目指す
医療再編と地域連携の実現には、分担業務の負荷と満足度に関する従事者間の不公平感を是正することが重要と考えます。医療機器や病床の共同利用はもとより、当院と連携施設間における人的な交流を推進したいと考えています。病態・病状ごとの分担ルールの具体化、在宅医療の需要と供給バランスの適正化に加え、医療再編と地域連携に資する施設間医師派遣体制の整備を目指したいと思います。
また、これらの課題の実現には、さまざまな手続きの簡略化と情報の共有が前提であり、可能な限り多く
の施設と供用が可能な各種のルールや書式を策定したいと考えています。さらに院内的には、入退院時に必要な文書の作成・確認作業の流れと進捗状況、責任の所在を可視化することで業務の簡便化と心的負担の軽減を図り、各職種がそれぞれの業務に集中できる職場環境の整備を目指す所存です。皆さまから建設的なご意見とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
患者サポートセンター
<部門方針>
- 病気の治療や療養に伴い生じる、生活上の問題について相談を受け、解決を目指して支援を行います。
- 地域の医療機関との機能分担・連携協力体制の構築を目指し、「病診連携」「病病連携」の強化に努めます。
- 地域の医療機関と連携し、うおぬま・米ねっとを主とした医療情報の共有化により一貫した医療の提供が行えるように努めます。
- 地域に開かれた病院を目指し、講演会、健康教室などを開催し、積極的に地域との関わりを持つよう努めます。
- 地域の医療機関と医療連携パスを構築し、積極的に活用し、地域医療支援病院を目指します。
<部門体制>
看護師 12人
医療ソーシャルワーカー 4人
事務 8人
<役割と機能>
地域住民が住み慣れた地域で継続性のある適切な保健・医療・福祉・介護が受けられるよう、関係機関との機能分担・円滑な相互連携を図ります。
1 紹介・逆紹介窓口
・他の医療機関からご紹介いただいた患者さんの当院受診予約の取得
・他の医療機関の外来受診予約の取得
・他の医療機関に入院されている患者さんの当院への転院受け入れの調整
2 患者相談窓口
医療ソ-シャルワ-カ-または看護師が、無料で相談をお受けします。個人情報に十分配慮し、秘密は厳守します。
・福祉サービスや介護保険等の利用方法がわからない。
・退院後の療養生活に不安がある。
・治療を受けながら仕事が続けられるか不安。
など、治療に関連して生活や介護等に関してお悩みがありましたらご相談ください。
3 入院支援
・入院が予定されている患者さんへ入院生活の説明をさせていただきます。
・入院中の治療や検査がスムーズに行えるように患者さんの情報についてもお伺いします。
4 退院支援
・当院に入院している患者さんの退院・転院に関する支援を行い、ケアマネージャーなど退院後に
支援していただく方々との連絡調整なども行います。
5 企画調整
他の医療機関との連携強化に向けた活動として、以下の取り組みを行っています。
・関係機関への情報発信
・近隣医療機関の訪問
・連携に関する会議や研修の企画・運営
地域医療部患者サポートセンター
お問合せ時間(休日・祝祭日、年末年始を除く)
月~金曜日 9時00分~16時00分
電話:025-777-3200(代表)
精神医療支援科
<部門方針>
- 魚沼地域における精神科診療体制を支え、患者支援を行います。
- 精神科領域の患者支援部門として地域における窓口の役割を果たします。
- 各職種が専門性を発揮し、多職種協働で患者支援が行える医療支援体制を構築します。
<部門体制>
医師 1名
医療ソーシャルワーカー(MHSW) 3名
作業療法士(OT) 2名
臨床心理士(CP) 2名
<役割と機能>
- 病院の地域窓口である患者サポートセンター並列の組織として、多職種で構成された精神科領域の患者支援部門です。
- 各職種の専門性を発揮しながら看護、作業療法、心理検査、患者相談等を行うことでひとりひとりの治療や生活を支援します。
- デイケアや精神科訪問看護も併せ持ち、多職種による総合的な視点で方針を検討し社会復帰を支援します。
<デイケア/ショートケア>
集団活動を中心としたプログラムです。患者さんの目標やニーズに応じたプログラムを提供し、社会復帰を支援します。半日のみの参加も可能です。
※ご希望される場合は主治医にご相談ください。
<訪問看護>
スタッフがご自宅に訪問し、安心して地域で生活できるよう支援します。日常生活や薬の服薬状況などを確認し、患者さんの状態を適切に把握し症状の悪化を予防します。
※ご希望される場合は主治医にご相談ください。
<精神科作業療法>
精神疾患により入院している患者さんに対して、作業活動を用いて治療・指導・援助を行います。
作業療法ではこころとからだの働きをよくするために、病気の時期に合わせたリハビリテーションを行います。
様々な作業活動を個別あるいは集団を通し、楽しみながら自信を回復したり、適度なストレスを利用して、健康的な生活を送るための準備をしていきます。
※プログラム内容や参加頻度については、対象者個々の状態に合わせ相談の上決まります。
<ご利用いただくには>
☆精神医療支援科のスタッフステーションにお電話又は直接ご相談においで下さい。
☆必要に応じて主治医と相談しながら支援方法を考えさせて頂きます。
☆病棟・外来の医師や看護師にお尋ねいただいても結構です。
<お問い合わせ>
精神医療支援科
電話/025-788-0194
受付/平日8:30~17:15
教育方針-使用なし
学会・研究会・講演会
中村由佳、上西祥子、今井麻奈.
医療連携室の業務.
東北7県医療連携実務者協議会 第3回医療連携初任者研修会(シンポジウム)
(仙台, 2019年6月22日)
久川奈々、須田剛士、大塚佳子、今成洋彰、和田真貴、林千代子.
入院支援業務の開始と活動報告.
UKBリサーチ2019(ポスター)
(南魚沼市, 2019年11月1日)
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