MESSAGE指導医のメッセージ
大自然の豊かな親しみやすい環境で質の高い最先端の診療を経験してください
当院は、新潟大学医歯学総合病院の地域医療教育センターとして2015年に開院して以来、大学病院とほぼ同等の診療を大学よりもこぢんまりとした親しみやすい環境で経験することができるのが当院の最大の特徴です。
他診療科への相談も大学ほど垣根が高くなく、医局内でいつでも気軽に相談できますし、緊急の薬剤のオーダや各種検査にもそれぞれの部署が全面的に協力してくれます。教育センターとして当然ながら大学病院との連携も充実しており、大学から治療に対する助言を受けたり、必要に応じて患者の転院もスムーズに行うことができます。
また、私たちの担当する脳疾患患者の病理解剖は新潟大学脳研究所病理学分野の教官が当院に出張して、当院のスタッフと合同で全身解剖を行います。こういった経験は他の病院ではできないです。
一方で、病棟の廊下からは越後三山がくっきりと見渡せ、忙しい診療の合間にほっと息をつくこともできますし、オフタイムにはすぐ近くで大自然豊かな環境を満喫することができます。
優れた臨床医になるためには、診療のスキルや知識を充実させることはもちろんですが、他診療科、他職種・患者とのコミュニケーション、オン・オフを上手に切り替えることもとても大切です。
こういった環境をそなえた当院で医師としてのスタートをはじめてみませんか。精一杯サポートします
さまざまな疾患と豊富な手術を経験することができます
魚沼基幹病院の研修プログラムは、食道外科から肝胆膵外科、腹腔鏡手術、乳腺に至るまでさまざまな疾患を経験できます。
外科手術に参加することは、人体のなかを実際にみられるということです。これは総合診療を行う上でも必ず役に立ちます。ぜひ外科研修の経験を活かし、他の研修医には身につけられない知識と能力を得ていただきたいと思います。
外科の研修期間は8週間。年間手術件数は350以上ありますから、大きな手術を目の当たりにすることができるはずです。食道外科から肝胆膵切除まで豊富な経験ができますし、ヘルニアや虫垂炎の開腹手術などは研修医の手で行っていただきます。
これこそ外科での研修のメリットといえるでしょう。魚沼基幹病院は各診療科同士の意思疎通が図れているので、技術だけでなく他科とのコミュニケーション能力も磨かれます。この病院で人生を変えるような出会いが、あなたを待っているかもしれません。
充実した初期研修こそ、理想の医師に向かう基礎となります
初期臨床研修の2年間の在り方が、その後の長い医師のキャリアの多くを決めると言っても、過言ではありません。当院は初期臨床研修において、総合的な臨床能力の醸成を重視しています。
将来的に選択する診療科を問わず、基礎となるマネージメントは共通しているからです。2年の充実した初期研修を終えた時、次につながる大きな一歩を得た自分を感じることができるはずです。また当院は、研修医の皆さんのロールモデルとなる、地域医療を支える誇りを持った医師が多く勤務しています。そういった上級医との出会いは、研修医の皆さんの豊かな感性に響き、学びの意欲を高めてくれることでしょう。
研修医の皆さんと一緒に学び、そして成長できるよう、我々指導医も頑張っていきます。多くの若手の皆さんに我々の仲間になって頂き、共に働けることを期待しています。
他科との連携が多い救命救急センター、たくさんの症例を経験してください
当院の救急車搬送台数は年間3千数百台で、医療圏は約15万人です。救命救急センターとしては、こぢんまりとしていますが、多彩な症例が搬送されてきます。
当院の救命救急センターの役割は、救急車の対応と重症患者の集中治療管理です。脳卒中や急性心筋梗塞、多発外傷や敗血症など、たくさんの疾患があります。季節によって、その疾患も異なってきます。例えば冬季間にはスキー、スノーボード外傷や、屋根の雪下ろし転落外傷など他の地域ではあまりみられない外傷が多くあります。また、一つの科では完結しない症例が多く、他科との連携や他職種との連携が必要です。そういった連携のやり方を実際に見てもらい、研修医自らのコミュニケーション能力を向上させることができるのは、当院の魅力と考えます。他科との垣根も低い病院ですので、働きやすいと思います。
当院の救命救急センターで、この症例は重症なのか、軽症なのか。今後は安定していくのか、まだまだ不安定な状況が続くのか。どのタイミングで各専門診療科に引き継ぐのがベストなのか。的確な判断ができるようにたくさんの症例を経験していってください。
臨床研修医の教育体制
- 地域医療に貢献できる総合診療医を育てる
- 総合診療の知識、技術、マインドを持った専門医を育てる