医療安全管理部

R4/10/17

医療安全の課題 ~身体の拘束と判断基準~について講演を開催しました。

10月7日、医療安全対策部会主催で東京慈恵会医科大学名誉教授 駒沢女子大学非常勤講師(医療安全学) 櫻井美代子先生をお招きして「医療安全の課題 ~身体の拘束と判断基準~」を開催し、132名の参加がありました。
事前に職員から身体拘束の同意や最小化、訴訟事例に関する内容の質問があったことから、その内容も含め当日の講義をお願いしました。
当日は身体拘束に関する規定・ガイドライン等もふまえ、一般病棟においてやむを得ず身体拘束を行う場合、患者本人または他の患者の生命及び身体が危険にさらされる可能性が著しく高い「切迫性」、身体抑制その他の行動制限を行う以外に代替する看護方法がない「非代替性」、身体抑制その他の行動制限が一時的なものである「一時性」の3原則をもとに医師を含む多職種のチームで検討を行うことが必要であることを学びました。
講義の中では、医療の現場において「患者の生命・身体の安全確保」と「患者の尊厳の尊重」の二つのバランスを取ることの困難さも再認識しました。職員個人の倫理観で判断することは危険であることから、チームでそれぞれの専門知識を出し合い慎重に検討していく体制を維持することを目指します。

研修実績一覧

当院主体で実施

年度件数参加者数研修詳細
令和4年度222,072PDFアイコン R4 研修実績一覧(当院主体)
令和3年度12632PDFアイコン R3 研修実績一覧(当院主体

他の医療機関等が実施する研修へ参加

年度件数参加者数研修詳細
令和4年度56PDFアイコン R4 研修実績一覧(他の医療機関等実施
令和3年度66PDFアイコン R3 研修実績一覧(他の医療機関等実施

部門長からのメッセージ

医療安全管理部は、令和4年4月に医療安全管理室から医療安全管理部に名称を変更し、体制強化を図りました。現在、医療安全管理部長以下、専任、兼任を含めて8名の部員で構成されています。主な活動内容は、患者さんを中心に病院に関わる全ての人に対して、安心・安全な医療を提供するための問題解決です。
日々の業務の中で、職員から報告されるインシデント報告(ヒヤリハット報告)を基にインシデント発生の原因を分析し、再発させないようにシステム改善の視点から問題解決を目指しています。

医療安全管理部長 藤原 浩

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お問合せ先

事務部総務課教育研修推進係

Tel.025-777-3200 FAX.025-777-2811

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