腹腔鏡下前立腺全摘除術

前立腺癌とは

前立腺は男性だけにある臓器です。前立腺は膀胱の下にあり、尿道を取り囲んでいます。前立腺の病気は良性の前立腺肥大症と悪性の前立腺癌が主です。前立腺癌は、前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することにより発生します。早期(限局性前立腺癌)に発見すれば治癒することが可能です。

腹腔鏡下前立腺全摘除術とは

限局性前立腺癌の治療法の一つとして腹腔鏡下前立腺全摘除術を行います。腹腔鏡手術は少ない手術侵襲で行うために腹腔鏡(細いカメラ)と特別な道具を用いて小さな傷で行います。腹部に5〜6か所の小さな穴をあけ、筒状の器械を入れます。そこからカメラと手術器具を挿入して炭酸ガスでお腹をふくらませ(気腹)、手術を行います。創が小さく、出血量も少なく低侵襲性であり、術後疼痛を軽減できます。内視鏡を通して拡大視野が得られるため、微細な解剖を視認しながら、前立腺辺縁の切開線を決定でき、勃起神経や尿道括約筋の温存、膀胱尿道吻合をより確実に行うことができます。この結果、癌の断端陽性率低下による制癌性の向上、ならびに尿道カテーテルの留置期間・入院期間の短縮、勃起能・尿禁制などの術後の生活の質(QOL)が改善します。

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