ふくろう物語

救命センターブログ

こんにちは

救命救急センター医師の山口征吾です。

 

今回は、野生動物とスタッフとの心温まるお話です。

 

看護師Bさん

ある日、夜勤のため魚沼基幹病院にクルマを走らせていました。

 

すると、なんと

道路の真ん中にふくろうが1匹とまっていました。

クルマが近づいても、逃げません。

 

このままでは、ひいてしまいます。

仕方がないので、クルマから降りて

そーっと、ふくろうに近づきました。

 

するどい口ばしでつつかれたら、困るなあ

そうなったら、救急外来で手当てをしてもらおう

そう思いながら、手を伸ばします。

 

ふくろうは全く逃げようともしません。

そのままBさんの腕に抱かれました。

 

どうも、ふくろうは傷ついていた様です。

少しも暴れることもなく、Bさんに介抱されます。

 

まもなく、ふくろうは元気を取り戻します。

Bさんの肩に乗っかり、ありがとうと言っているようです

 

最後に、Bさんの頭のうえに移動

頭のてっぺんから、元気よく山に戻っていきました。

 

飛び立つときに爪が頭皮に食い込んで、とても痛かったそうです。

でも、ふくろうが回復して、よかったです。

 

Bさんは以前にも、通勤中に大きなカエルをつかまえました。

野生動物とコミュニケーションがとれるのかも

 

今度は、このふくろうが恩返しに来てくれるかもしれませんね。

 

大自然にいだかれた魚沼基幹病院です。

都会の喧騒に疲れた医療関係者のみなさん

ここに戻ってきませんか?

Uターン、Iターンをお待ちしています。

 

 

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