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魚沼基幹病院 救命救急・外傷センター
救命センタースタッフが不定期、順不同で書き綴ります。

救命救急センターにおける睡眠障害について

救命救急センター看護師の上村と清塚です。

 

みなさんは最近よく眠れていますか?

私たちは普段、何も考えなくても夜になれば眠くなり、朝には目が覚めますよね?(中には夜型人間もいるようですが・・・。)

ICUでは、60%の患者さんに睡眠障害が起こっていると言われています。当院の救急救命センターは、ICUと同様の設備となっています。急性期では炎症や痛み、不安、環境の変化など様々なことが原因で、患者さんは眠れなくなります。睡眠障害がせん妄の原因になるかどうかは、はっきりとわかっていないようですが、普通に考えて満足に眠れなくなるって辛いことじゃないですか?「眠れない」ことで、QOL(生活の質)は低下しますし、治療に悪影響が出るかもしれません。

 

↑夜間の重症ベッドです。モニターの光が眩しいですよね。

 

今年度、救命救急センターせん妄・睡眠班では、睡眠障害について学び、患者さんが少しでも眠れるように取り組んでいます。その中で「睡眠促進プロトコル(あらかじめ定められた手順)」というものを作成しました。プロトコルの内容は、普段の患者さんの睡眠状況を把握することから始まり、照度やアラーム音、適切な鎮静などを盛り込んでいます。プロトコルを導入し、少しでもスタッフが睡眠障害に関心を持ち、患者さんが安楽に過ごせたらいいなと思っています。

 

↑睡眠促進プロトコルについてはUKBリサーチで活動を報告しました。

 

まだ、看護師の意識調査の段階であり、しっかりとした研究とは言えませんが、当院の救命救急センターの今後の課題であると考えています。今後は、睡眠促進プロトコルの内容改善や実際に患者さんの睡眠の質に変化があったのかどうかを調査していきたいと考えています。

 

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スポーツの秋

みなさんはじめまして。救命センター看護師の中村です。

救命センターに勤務し始めてから、早いもので半年が経ち、季節は秋になりました。

秋といえば・・・スポーツの秋ですよね!!

 

そこで、10月10日スポーツの日に開催された「魚沼野球最強世代決定戦 ~UONUMA SPIRIT~」についてのブログを書きます。

名前の通りで、魚沼地域の野球でどの世代が1番強いかを決める大会です。大会自体はコロナ禍の関係で2年ぶりの開催となり、市内の中学生選抜チームを含む計6チームが参加しました。私も95年世代として、学生時代、苦楽を共にしたチームメイトやライバルだった同級生とチームを組んで参加しました。しかし、当日の天候は最悪。雨による中断を挟みながらなんとか試合を行いました。

 

 

私たちの世代は残念ながら優勝することはできませんでしたが、試合中は笑顔が絶えず、参加者全員が野球を楽しみながらプレーすることができました。また、先輩後輩など懐かしい顔にも会えて楽しかったです。

 

この大会は魚沼最強を決めるだけでなく、学生時代を共に過ごした仲間と昔の思い出を思い出しながら和気藹々と野球をできる非常に有意義な大会だと思いました。また、スポーツのすばらしさを改めて感じた1日でした。

 

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「スピードが大事です!」

 救命センター看護師の森山です。

 今回私は、部署内で行われたrt-PA療法のシミュレーション研修に参加しました。

 

 まず、「rt-PAとは何か」について説明します。rt-PA療法とは、“発症から4.5時間以内の急性期脳梗塞に対する治療”のことで、rt-PAという薬剤は、詰まった血栓を溶かす作用があり、これを急速に点滴し、脳の血栓を溶かし、再度血液が流れるようにする治療のことをいいます。発症から4.5時間以内という時間制限があるため、医師や看護師、薬剤師などと連携し迅速な対応が必要な治療です。また、rt-PA療法の前後にNIHSSという脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血など脳卒中の神経学的重症度を評価するスケールを用いて、麻痺症状の改善度合いを評価しています。

 

 医師役、看護師役2名で救急車到着前の準備の段階からシミュレーションを行いました。実際に経験してみると、必要な物品の準備や検査科、薬剤部への連絡など到着前に行うことも多く、到着後は検査などを行いすぐに治療を開始できるよう、医師、看護師間で声を出し合うなど、迅速に実施するには準備の段階から連携を取ることが大切だと感じました。またNIHSSは評価する項目が多いので、思ったよりも評価に時間が掛かってしまいました。

 何度も言いますが「rt-PA療法はスピードが大事」なので、実際の患者を受け入れた際には今回の研修を活かし、スピーディーかつ正確な対応が出来るよう頑張っていきます!

 

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~救護スタッフとして参加して~

こんにちは、救命センター看護師の奈良です。

先日、「DEEP JAPAN ULTRA 100 ~NIIGATA~」に救護スタッフとして参加したのでその話をしたいと思います。

 

「DEEP JAPAN ULTRA 100 ~NIIGATA~」は参加するのに様々な資格があり、国内でも精鋭たちが集まるトレイルラン大会でした。

私は6月25日に救護スタッフとして参加しましたが、スタッフもほとんどの方がマラソンに携わっている方で、50~60代の方も多かったです。しかしながら、身体は50代、60代とは思えないような造りをしていて、やはり日々の鍛錬は大事だと痛感しました。

私もこの4月から筋トレを始めているので、日々の鍛錬の大切さを忘れずに頑張っていこうと改めて感じました。

選手の方々は165、70㎞の険しい道のりを通過していましたが、休憩所では栄養を補給しながら、スタッフと談笑したり、終始穏やかに過ごしていました。

長い道のりで辛いはずなのに、笑顔で談笑できるタフさに感服しました。

今までマラソンには興味がありませんでしたが、今回救護スタッフとして参加したことでマラソンにも興味が湧いてきました。夏バテしないように、皆さん一緒に運動していきましょう。

 

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循環器内科の3人体制復活

救命センターブログ担当の清塚です。

今回は循環器内科の3人体制復活と準備について紹介します。

私は学生時代の実習経験から循環器疾患に興味がありました。しかし、自分が当院に就職した年に循環器内科の常勤医が減り、ここ数年は心筋梗塞など緊急カテーテル治療が必要な症例は他院に搬送している状況が続いていました。今年の春から循環器チームが復活し、7月に始まる緊急カテーテルの受け入れに向けて準備をしてきました。

先日はIABPの勉強会が開かれました。IABPの基本的なところから、転院搬送時の機器の取り扱いなどを説明してもらい、多くの学びがありました。

 

 

IABPとは、大動脈バルーンパンピングの略称であり、みんなは「バルパン」と呼んでいます。バルーンのついたカテーテルを大動脈に留置し、大動脈圧と心電図に合わせてバルーンを収縮、拡張させることで心機能を補助します。

少し詳しく説明するとIABPで得られる効果として、

「ダイアストリックオーグメンテーション」、「シストリックアンローディング」というものがあります。

前者は、拡張期にバルーンが膨らむことで冠動脈の血流を増やすことができるというものです。後者は、収縮期にバルーンが収縮することで陰圧を生み、後負荷の軽減、心筋の酸素消費量を減らす効果を期待するものです。これらは、心原性ショックやハイリスクなカテーテル治療後に用いられるものであり、救命センタースタッフとしてこれらの知識は必須になります。

循環器疾患は重症化リスクも高く、救命センターの役割も重要になります。循環器内科医師、救急医、看護師、その他様々な職種で安全、安心な医療が提供できるよう協力していきたいと思います。

 

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南魚沼グルメマラソン

皆さんこんにちは、救命センターで看護師をしている中林です。

最近は暑い日が続いて、早くもクーラーがかかせないですね。

当院でも熱中症の患者さんが増えてくる時期になりました。

皆さんも水分をこまめにとって体調には十分に気をつけてくださいね。

 

さて、ここで少し前にはなりますが

6月12日に開催された「南魚沼グルメマラソン」に参加してきたのでお話させてください。

 

コロナ禍で2年間中止となっていたため、今年が3年ぶりの開催となりました。

参加する方たちは楽しみな半面、不安も抱きながらの参加だったかと思います。

 

今回私は救護として、初めての参加でした。

魚沼基幹病院からは私の他に、研修医2名、看護師1名、

近隣の病院からも数名の医師と看護師が参加し、協力しながら救護体制を作りました。

 

救急隊も待機しているので、何があっても安心ですね。

 

感染対策や熱中症の方が来た際の応急対策もバッチリしていました。

  

 

「南魚沼グルメマラソン」当日、天候は雨。

スタート前はかなりのどしゃ降りでした。

寒さによる低体温などで救護室に来る方がいるかも…と不安もありました。

 

しかし、選手の方たちがスタートする頃には雨もあがり

幸い救護室に来られたのは、脚がつった方と、捻挫の方だけでした。

ほとんどの参加者が無事に走りきることができて本当によかったです。

 

魚沼基幹病院のスタッフも数十名がランナ一として参加していましたが

皆さん走りきってとてもいい顔してますね。

南魚沼に少しずつ活気が戻ってきてとても喜しいです。

 

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水害に強い病院へ

救命救急センター医師の山口征吾です。

今回は、魚沼基幹病院の北側を流れている水無川(みずなしがわ)についてお話しします。

水無川は、増水時には水が流れますが、それ以外では水が流れていない川のことを言います。日本中いたるところにある川の名称です。

<写真1>

 

越後三山に源流を持つ水無川は信濃川水系魚野川の支川で、流路は約13kmです。<写真1>は当院が開院した際にドローンで撮影されたもので、水無川がばっちり写っています。基幹病院付近では水流が乏しく、砂礫(されき)の河原が広がっています。砂礫は、水を通しやすいため、本来なら地表を流れる水が伏流水となって、地下を流れています。<図1>のイラストで、見ていただければ、分かりやすいと思います。

<図1>

 

この度、水無川のハザードマップが<図2>のように更新されました。

<図2>

それよると魚沼基幹病院付近では、最大で50cm〜3mの水かさになることが示されました。ただし1000年に1度と想定されています。1000年に1度の頻度が高いかどうかは別として、水害に強い病院づくりを目指して、検討を重ねています。

 

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医療機器の安全守り隊です

 皆さんこんにちは、臨床工学技士の小林です。臨床工学技士は病院内で「ME」なんて呼ばれ方をしています。なんだかかっこいいですね。

「臨床工学技士?何それ?」となる方も多いと思いますので簡単に紹介させて頂きます。

 

 臨床工学技士は医療に関する機械の管理を主に行っています。管理というのは、医療機器の安全点検だけに留まらず、時には操作や修理も行っています。病院内には膨大な数の医療機器が存在していて、その1台1台の場所を把握するだけでも大変なんです・・。

 大変な事も多々ありますが、医療機器の安全を守るために大切な仕事ですので、日々やりがいを感じながら働いています。

 救命センターでは、主に患者さんの呼吸を手助けする人工呼吸器や心臓の電気ショックをおこなう除細動器などの管理を行っています。また、最近ですと新型コロナウイルス感染症の流行によりテレビなどで話題になった「ECMO」と呼ばれる心臓や肺の働きを補助するために使用する機器の動作点検や操作も行っています。

 

 安倍晋三 前内閣総理大臣がコロナウイルス感染症に関する記者会見で「臨床工学技士」という発言をした時は少し驚きました。

 こういったメディアなどを通じて、少しでもこの仕事の重要性が皆さんに浸透していけば良いなと思います。

 

 私事ですが、ストレスの発散に何かいい趣味はないかなと探していたところ、知り合いの方からゴルフの打ちっぱなしに誘って頂き、そこからゴルフにドはまりしてしまいました・・。雪も解け、暖かくなってきたので最近では中越近辺のゴルフ場に友人や職場の同僚などと一緒に通っています。(始めて1年ほど経ちますが一向に上手くなる気配はありません。)

 

写真は小千谷カントリークラブです。錦鯉のティーマーカーが緑の芝と青空に映えますね。

 

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『山あり、ダニあり』〜マダニについて〜

救命救急センター医師の山口征吾です。

魚沼地方にも春がやってきて、どっとマダニに咬まれた人がやってきています。

 

今回はマダニについてのお話しです。

 

マダニは野山に生息し、春から秋にかけて活発に活動します。高さ1mほどの木の枝や葉などにくっついていて、動物や人間たちが通るのを待ち伏せしています。

人間が通ると、皮膚にくっつき、口を皮膚に突き刺し、血液を吸います。

 

体長は数mmですが、動物や人間の血液をお腹いっぱいになるまで吸うと、体がパンパンに膨れて体長は1~2cmにもなることがあります。吸血の時間は長いと10日以上にも及ぶことがあります。

 

刺されたところは、ほとんど痛みやかゆみもなく、気が付かないことも多いです。山に行くときはなるだけ皮膚の露出を少なくする服装にした方がよいです。

 

山から帰ってきたら、なるだけ早めにシャワーを浴びる、入浴をするなどで、早期に発見できます。

 

もしもマダニに咬まれていたら、すぐに自分で取ろうとしないで、医療機関で取ってもらった方がよいです。無理にとると、マダニの口の部分が皮膚に残ってしまい、感染を起こすことがあります。

 

魚沼基幹病院ではチック ツイスターという便利な器具を使用しています。小さいくぎ抜きと考えてください。写真はイメージですが、マダニをはさんで、くるくると回しながら、ゆっくり引っ張ると、きれいに取れます。病院によっては、初めから皮膚切開などで取っているところもありますが、この器具を利用すると患者さんの負担は、とても小さくなります。

 

取ったマダニは新潟大学に運んで、病原体をもっているか研究に使用されています。

マダニが原因で起きる病気がいくつか知られています。

  • 日本紅斑熱 マダニがリケッチアに感染していると、これにより発症します。西日本の発生が主ですが年間200件程度です。
  • 重症熱血小板減少症候群(SFTS) ウィルスに感染しているマダニに咬まれると発症します。西日本が多いですが、徐々に東日本にも侵入してきているようです。患者数は年間100名程度ですが、今後増加してくる可能性があります。
  • ライム病 マダニがスピロヘータという菌に感染していると、これにより発症します。寒い地方が多く、北海道が一番多いですが、新潟県でも年間1~2名が発症しています。
  • ダニ媒介性脳炎 ウィルスに感染したマダニによって、発症します。日本では北海道で、数名の感染がみられています。

 

いずれも、患者数がそれほど多いわけではありません。マダニに咬まれる人が多いことを考えると、発症率はきわめて少ないです。しかし、マダニに咬まれてから数日から数週間は発熱がみられないかの注意が必要です。発熱など症状があれば、医療機関を受診してください。

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~大橋さとみ先生、7年間ありがとうございました!~

救命救急センター看護師の市川です。 

去る3月16日、救命救急センター教育係の主催で、救急科 大橋先生の最終記念講演会を開催しました。大橋先生は、当院の開院時より救命救急センターの医師として勤められ、今春、惜しまれつつも新潟大学医歯学総合病院へ戻られました。

本来ならば送別会を開いて大々的に感謝を表す機会を設けたかったのですが、コロナ禍という状況もあり最終記念講演会として開催することになりました。

予告の段階から、院内は元より、以前に当院に勤務されていた方々からも参加希望が多数寄せられるなど反響は上々!!講演場所も拡充し、ZOOM配信を行うなど、より沢山の方々が参加できる場を提供させていただきました。

当日、会場は院内でも一番大きい会場を準備するも満席!!会場に入れなかった方や遠方の方、以前に御一緒されたスタッフの方などはZOOMで参加いただくなど、本当に沢山の方々にご参加いただきました。

 

内容は、ずばり「大橋先生にとっての魚沼基幹病院における7年間」!!

 

思い出に残る症例など様々なエピソードを交えてお話し下さいました。終盤は病院長からのお言葉、そして救命救急センター長の山口先生からの手紙(というか巻物でしたが~)など、盛り沢山の内容で各々が感謝を伝えてくださいました。

 

 

 

開院時からの7年間は・・・大変だった日々・・・そして励まし笑いあり・・などなど語り尽くせない日々でした。今回の記念講演会で様々な事を思い出し、皆で笑い、そして皆で涙、涙・・・の講演会となりました。

 

 

 

当日の場所を提供していただきました医事係、ZOOM配信や当日の会場内のセッテングをしていただきました総務係の皆様には、この場を借りて感謝いたします。

そして、大橋先生の今後の御活躍を魚沼基幹病院スタッフ一同、応援しています。

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