ブログ

魚沼基幹病院 救命救急・外傷センター
魚沼基幹病院 救命救急・外傷センター
救命センタースタッフが不定期、順不同で書き綴ります。

コロナに負けるな!

救命救急センター医師の山口征吾です。

 

コロナ禍の中、多くの皆さんからのたくさんのあたたかいメッセージ、マスクやフェースシールド、おいしい食べ物などをいただきました。この場をおかりしましてお礼を申し上げます。

 

新型コロナウィルス感染症の重症肺炎の治療の話題です。最重症になった場合に人工呼吸器の治療があります。通常の人工呼吸器はあおむけの状態で管理します。さらにひどくなった際には、腹ばいにして管理すると状態がよくなることが報告されています。この腹ばいの治療は世界中でおこなわれています。ただし、たくさんのチューブがつながった患者さんをひっくり返すのは簡単ではありません。チューブが抜けたり、折れ曲がったり・・・ということで、シミュレーション訓練として、患者さんをひっくり返すこともおこなってきました。

 

さらにそれでも手に負えない場合の最後の最後の治療・・・エクモがあります。ワイドショーなどでとりあげられたため、一躍有名になりました。このエクモですが、簡単な治療ではありません。機器そのものは魚沼基幹病院にも準備してあります。24時間目が離せない状況が2週間~3週間続きます。高度な知識が必要になります。多くのマンパワーが欠かせません。医師、看護師、臨床工学技士など多職種によるチーム力が必要不可欠です。

 

現在、わたしたちはその時のために準備を重ねています。写真は、人形に機器を装着してシミュレーション訓練をしているところです。そういう患者さんがあらわれないのに越したことはありませんが・・・

 

 

このブログをお読みの方々にお願いです。感染しないように努力を続けてください。ひとたびエクモの治療の患者さんがあらわれれば、その人にかかる医療スタッフの労力は大変なものです。ほかの患者さんに手が回らなくなり、いつもなら助かるレベルの方が、救命できなくなる、ということも起こってきます。

 

再度のお願いです。感染しないように努力を続けてください。いつか、コロナの心配をしないで済む日がやってきます。それまでがんばりましょう。

 

 

 

PAGE TOP