10月31日・11月1日 第62回全国自治体病院学会 in 新潟 に参加してきました
2024年10月31日(木)・11月1日(金)に、県立十日町病院の吉嶺院長を学会長として、朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター・ホテル日航新潟を会場に、第62回全国自治体病院学会が開催され、参加してきました。新潟での開催は、43年ぶりとのことで、約3,900名にも及ぶ参加者で、大盛況の学会でした。
初日は、ランチョンセミナー1「ICTを活用した医療・介護連携の実現と急性期医療への課題」の座長を担当し、当院の寺島健史先生と、特別養護老人ホームあぶるま苑の鈴木勝彦さん、魚沼市消防本部の脇本和則さんにご登壇いただき、当地域における「うおぬま・米ねっと」の有用性や今後の展望等をご講演いただきました。会場はあふれんばかりの聴衆で、地域医療・介護連携ネットワークへの関心がうかがえました。
二日目は、地域医療・連携・福祉分科会(分科会長・小出病院布施院長)の特別講演Ⅰ「地域医療構想を新潟県で考えた(2040年の地域医療をどう支えるか)」の座長を務め、前新潟県福祉保健部長で現在厚生労働省医政局地域医療計画課の松本晴樹先生と、BSNアイネットから官民交流で厚生労働省地域医療計画課に出向している五十嵐諒さんから、新潟県の地域医療構想グランドデザインをはじめとした地域医療構想推進の経験、さらに、2040年に向けての新たな地域医療構想、医療提供体制をどのように改革していくかといった、大変興味深い講演をいただきました。時間が足りなく、私としてはもっとお話をお聞きしたいと思い、特別講演終了後、また別の機会に新潟においでいただき、お話しいただくようにお願いしました。
私自身は、臨床検査分科会の分科会長をおおせつかっていましたが、こちらは当院臨床検査科の柴田科長、坂西副科長にお願いして、4名の県内演者による特別発表「新潟県内における臨床検査技師の地域医療連携」、特別講演Ⅰ、特別講演Ⅱ、そしてたくさんの一般演題ポスターセッションを滞りなく行っていただきました。
その他にも、当院からは大勢の職員が、演者として、座長として、あるいはスタッフとして参加しており、会場のいろんなところで顔を合わせました。参加いただいた皆さん、本当にお疲れ様でした。
当院は基本方針の一つに、「健康増進と疾病予防を目指し、地域に根ざした臨床研究を推進する」を掲げています。これからも、いろいろな学会や研究会等で、研究成果を発表していければと思います。