医療機器のスペシャリスト集団

基幹病院ブログ

皆様、こんにちは。

臨床工学科の勝又です。今回当院の臨床工学技士業務について簡単に紹介したいと思います。

臨床工学科のスタッフは総勢10名で、医療機器のあるところ、院内すべてが業務範囲です。

放射線技術科、臨床検査科の医療機器は範囲外ですが、機器管理や専門分野の除細動器などは当科が管理しています。

”院内すべて”と言っても、手術室、透析室、救命救急センター、医療機器中央管理室(MEセンター)を主な活動拠点としています。

MEセンターでは、院内の様々な医療機器を一か所に集め、必要時に使用部署に貸し出し、使用後は返却された医療機器を点検し、再び貸し出しできるようにする一連のサイクルを担っています。輸液、シリンジポンプをはじめ、25種類40機種、500台以上の機器を管理しています。

手術室では、全9部屋の始業点検(モニター、麻酔器)に始まり、各科が行う鏡視下手術の準備~撤収、ナビゲーションシステムの操作、脊椎(整形外科)手術の神経モニタリングを行っています。

救命救急センターでは、人工呼吸器、血液浄化装置、経皮的心肺補助装置の保守管理~操作までを行っています。

透析室では、全24床にて、透析液清浄化の管理から、各種透析装置の保守管理のみならず、穿刺・回収業務も行っていて、最近では超音波診断装置を使用したシャントエコー業務も始めています。

その他、開院時からペースメーカー植込み、交換を含めた植込み型デバイスの管理を行っています。また、最近では心臓カテーテル室での業務にも一部参入しています。

業務としては、医療機器を介しての関わりがほとんどですが、その先にある大事なものを常に考え、念頭に置き、診療を受ける皆様が少しでも安心、満足できるようスタッフ一同心がけております。

※当院では、ただいま臨床工学技士を募集しています。臨床工学科の募集要項もぜひご覧ください。

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