年別アーカイブ:2017年



12月1日 整形外科・勝見医師 国際学会で高い評価 アジア部門第2位受賞
整形外科・勝見敬一先生の専門は脊椎分野。
これまで約1800件の脊椎手術を経験しています。
ヨーロッパの医学雑誌に掲載された論文が、
専門の国際学会でアジア部門第2位という高い評価を受けました。
Materialise社のMimics®というソフトを用い、
頚椎後縦靭帯骨化症(けいついこうじゅうじんたいこっかしょう)の病巣を立体的に明らかにし、
さらに正確に手術を行えるようになったいう論文のようです。
これからも難しい手術を安心・確実に行い、
たくさんの患者さんに喜んでもらえるよう
期待しています。
おめでとうございました。

11月21日 緩和ケア医療講演会 国立がん研究センター・荒井保明先生の特別講演に感動
魚沼基幹病院主催による医療関係者のための緩和ケア医療講演会。
平日夜の開催で閑散とした会場を心配していましたが、杞憂(きゆう)に終わりました。
院内外から80数名もの医療関係者が参加され、関心の高さがうかがい知れました。
特別講演は、国立がん研究センター中央病院の荒井保明先生。
昨年まで4年近く病院長を務め、現在は理事長特任補佐およびIVRセンター長などの要職についておられます。
国際学会で年に50回近くの招請講演を行ない、IVRの分野では世界を代表する先生です。
IVRとは画像診断装置で体の中を透かして見ながら、大きく切開せずに、体内に挿入した器具で行なう治療のこと。
カテーテルを入れ、あるいは針で刺して、拡げる・詰める・焼く・凍らせる・吸引するなどの治療を行ないます。
この治療で、たくさんの「がん患者さん」の苦痛をやわらげてきたことを、実際のスライドで分かりやすく講演されました。
私にとり初めて知ることばかりで、衝撃的かつ感動的な治療技術と治療効果でした。
魚沼基幹病院には、荒井先生の下で3年間経験を積んだ森田医師(消化器内科)が勤務しています。
消化器外科チームとの連携もきわめて密接かつ良好で、荒井先生からもお褒めの言葉を頂戴しました。
これからも患者さんのために最先端の医療を提供できるよう、スタッフ一丸となって努力していきます。

11月10日 「UKBリサーチ2017」決勝 各部署40編の応募を勝ち抜いた8演題
日頃から院内各部署で、
患者さんに寄り添った医療を心がけています。
リサーチというと研究のように聞こえるかもしれませんが、
すべての患者さんにより快適(安心)、安全、確実な医療を提供したいという、
私どもスタッフの願いと工夫がリサーチです。
「UKBリサーチ2017」
各部署から計40ものプロジェクトの応募があり、
ポスターによる予選を経て8チームが決勝に残りました。
いずれも発表が洗練されていて、
質問者への受け答えも的確で頼もしく思いました。
病院大忘年会の折に結果が発表されるそうですが、
病院を挙げて日々の工夫や努力を続けていきたいと
私も元気をもらった会でした。