年別アーカイブ:2021年

魚沼基幹病院 救命救急・外傷センター
救命センタースタッフが不定期、順不同で書き綴ります。

コロナ禍で思うこと

救命センター看護師の清塚です。

 

コロナウイルスの感染拡大が収まる気配のない今日この頃です。昨年私が書いた救命センターブログでは、「BBQ(モツ焼き)は3密を避けられるので、コロナウイルスが落ち着いたらみんなでBBQをしたい!」という内容でした。

 

最近は「3密」という言葉も聞かれなくなりましたよね。デルタ株が流行している今は1密でも感染のリスクがあると言われ、屋外のBBQでの感染例もあり、3密を避けるだけでは感染対策は不十分だという見解です。みんなでワイワイお酒を飲んだり、ご飯を食べたりするのはまだまだ先になりそうです。

 

しかし、全く先が見えなかった昨年と違うのは、ワクチン接種が全国で普及していることです。南魚沼市でも接種が進んでいます。コロナ禍で多くの人が感染やワクチンについて関心を持つようになったのではないでしょうか。メディアではワクチンの副反応についていろいろな情報が出回っています。確かに、自分もワクチン接種後に発熱や筋肉痛のような痛みを感じましたが、1日程度で改善しました。コロナウイルスのワクチンに限らず、副反応についていろいろと調べることも大切ですが、間違った情報に惑わされないよう情報リテラシーを高めることが大切です。また、コロナウイルスの終息には集団免疫の獲得が大切ということも忘れてはいけません。多くの人に早くワクチンが届くことを願うばかりです。

 

大変な日々が続いていますが、最近ではオンラインの勉強会が多く開催されるようになり、東京など遠方に行かなくても自宅で好きな時間に講義を受けられるようになりました。コロナウイルスの世界的な流行により、「新しい生活様式を取り入れましょう」とよく言われていますが、こういった変化は悪いことばかりではないなと感じています。長い自粛生活を成長のチャンスと捉え、頑張っていきたいですね。

 

日々奮闘中です。

 

感染対策のゴーグルにもスタッフの個性がでています。

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スタートライン

こんにちは。救命救急センター看護師のQです。

 

全国的に暑い日が続いていますが、皆様どのようにお過ごしですか。今年度の私は土日祝日が休みなので、暑い中子供達の遊びに連れ出され、体力の限界を感じています。

さて、話は変わりますが、私はこの4月から某学校の認定看護師教育課程に進学し、30歳手前で再び学生として勉強に励んでいます。私が入学したのは、「クリティカルケア学科」といい、クリティカルケア認定看護師を養成する学科となります。

おそらく多くの人が「クリティカルケア?」「集中ケア認定とか救急看護認定じゃないの?」と感じるかと思います。それもそのはず、昨年度から開講されたばかりの新しい教育課程で、私の学年は2期生となります。今年の10月に第1回の認定審査があるので、そこからクリティカルケア認定看護師が世間に広まっていくと思います。簡単に違いを言うと、集中ケアと救急が合併した特定行為を含んだ課程になります。もっと詳しく知りたい方は、ご自分で調べて下さい。(笑)

私は、今年で看護師7年目になります。新人のときは、救命センターに四天王が在籍しており、集中治療、救急看護の極意を叩き込まれました。私は、同期で一番ポンコツだったので、一緒に働いていた方たちは「まさかあいつが」と驚きもあるでしょう。あれから7年が経ち、目標に向けて、やっとスタートラインに立ったという思いです。受験まで長い準備期間でしたが、諦めずに継続して良かったと思います。

8月までは特定行為研修だったので自宅で勉強していましたが、いよいよ8月中旬から本格的に授業が始まります。全国的にCOVID-19が流行する中、感染に対する不安もあります。しかし、それ以上に全国各地から同じ志を持った仲間とクリティカルケアについて学べることの期待と楽しみの方が大きいです。まだまだ道半ばですが、自分がどこまで成長できるか今から楽しみです。   

私を研修に参加させてくれた病院関係者の方々、そして何より私を送り出してくれた家族に「感謝」の気持ちを忘れずに精一杯学んできたいと思います。

 

それでは行ってきます!!

 

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以前入院されていた患者さんのお話です。

こんにちは、救命センター看護師の濱浦です。

今回は以前入院されていた患者さんのお話をさせていただきます。

転落事故によって入院された患者Aさん。

転落時の記憶は無く、当院に搬送されたところで意識がはっきりしてきたそうです。

しかし、頚髄損傷という診断。その日のうちに長時間に及ぶ手術をし、救命センターに入室したのは真夜中のことでした。

口からは人工呼吸器が繋がれた管が入り、様々な状態をモニタリングするためのコードや種々の薬剤を投与するための点滴チューブ、その他カテーテル類が繋がれた状態でした。

麻酔が切れ、少し意識が鮮明になってきてからも、口から入っている管のせいで声が出せません。

そういった場合、文字盤というツールを使って訴えを聞きます。

しかし、頚髄損傷によって腕は思うように持ち上がらない、指差しも出来ない、といった状態でした。

想像してみてください。体に訳の分からないコードが繋がれ、痛みや痒みなど様々な不快感や苦痛を周りの人たちに伝えられない状況。かなり辛かったことでしょう。

医療現場では医師、看護師、薬剤師、リハビリスタッフ…と様々な専門スタッフが協力して患者さんをフォローさせていただいています。

私は患者さんが文字盤で苦痛が訴えられないかリハビリスタッフに相談しました。すぐに補助具を作ってくださり、それを使って訴えを伝えられるようになりました。

 

 

 

数日後には特注のスマホスタンドとタッチペンも完成し、離れたご家族とLINEでのビデオ通話が出来るようにもなりました。

その後、痰詰まりや気管切開(喉に切開を入れ空気の通り道を作る)など、苦難が絶えない日々を送る中、ついに救命センターから病棟への移動が決定しました。

当日はお会い出来なかったので、後日病棟に会いに行くと、「やっほー」と声を出し、両手を振って迎えてくれました。初めて声を聞けて泣きそうになりました。

その後も、日々のリハビリにも熱心に取り組み、両手は万歳が出来る程に改善しました。

地元の転院先も決まり、病棟スタッフ、救命センタースタッフ、リハビリスタッフと共にお見送りしました。「バイバーイ」と最後まで持ち前の明るさが光っていました。

救命センターは、超急性期の患者さんが辛い状態の時に入院する病棟です。

しかしながら、Aさんの苦難を乗り越える姿に私たち看護師もどれほど励まされたか分かりません。Aさん、ありがとうございました。

これからも患者さんそれぞれの苦痛や辛さに寄り添い、日々どのような看護が適切かを考え、看護にあたってまいります。

 

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初ものです!

こんにちは。

救命センター看護師田村です。

 

今年は暖かく、全国的には桜の開花が早く、県内もあっという間に咲いて、市内も今は満開近くなりました。大雪で大変だったので、春が待ち遠しかったですよね。

 

少し前になりますが・・・

(花より団子で恐縮ですが)先日ふきのとうを発見しました!!

 

 

みなさんはどう調理しますか??

天ぷら?ふきのとう味噌?

我が家は昔から味噌天にして食べます(*^_^*)

 

 

小麦粉を水で溶いたものに味噌を適量混ぜて付けて油で揚げるだけ。

味噌の香ばしい香りが病みつきです。

おつまみにするとお酒が進みます。

みなさんも、ぜひ試してみてください!!

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救命センター看護師2年目の3人です!

今月で入職して1年が経ちました。最初は物の場所から、カルテの見方まで分からないことだらけでしたが、現在では少しずつ業務にも慣れてきて、やりがいのある充実した毎日を送っています。

 

2年目看護師の3人から一言ずつ、この一年の振り返りと今年度の抱負を発表したいと思います。

 

看護師M

・救急救命センターに憧れ入職して1年が経ちました。急変リスクの高い重症患者さんを受け持つということで、緊張感のある日々を送っています。何もわからず、もがき続けた1年でしたが、さまざまなことを先輩から教えていただき、今では少しずつやりがいも出てきて、毎日が充実しています。今年度からはより重症度の高い患者を受け持つので、自分の看護スキルをさらに磨いていきたいと思います。

 

 

看護師I

・「辛い」と思ったことも何度かありましたが、知識、経験豊富な先輩たちに支えられて充実した一年を過ごせました。今年もたくさんのことを学び充実した日々を過ごしていきたいと思います。

 

 

看護師K

・1年間大変でしたが、なんとかここまで続けられることができました。そして、重症患者さんに対する看護の魅力も感じられるようになりました。これからも救命センターの看護師の一員として頑張っていきます。

 

 

これからも、前向きに、貪欲に、同期三人で支えあって頑張りたいと思います!!

 

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新型コロナウイルスワクチン接種始まりました!

救命救急センター看護師Aです。

 

当院でも医療従事者に向け新型コロナワクチン接種が始まりました。

 

新型コロナウイルスのワクチンは薬剤部で厳重に管理・調剤され私たちに接種されます。

打つ時間の人数に合わせ、薬剤師が一生懸命準備作業を行ってくれています。

 

 

始めてのワクチンということもあり…どれくらい痛いのか正直不安でした。

実際はいつ打たれたかもわからないくらい全然痛くないという結果でした。

確実にインフルエンザワクチンの方が何倍も痛い!!

と、個人的な感想にはなりますが、恐れていたものよりはるかにへっちゃらでした。

副反応もなく無事に1回目のワクチン接種が終わり、一安心です。

 

 

3週間空けて2回目の接種で完了です。

 

早く皆さまにもワクチンが行き渡り、新型コロナウイルスが収束することを願っています。

 

 

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集中治療室の陰圧室化工事完了!

救命救急センター医師の山口征吾です。

 

国の補助金で救命救急センター3階の集中治療室に陰圧室1床が完成しました。

 

そもそも陰圧室というのをご存じでしょうか。

 

周囲よりも圧が低いため、室内の空気は室外に漏れなくなっている特殊な部屋です。

患者さんのまき散らすウィルスや菌が室外に飛び散るリスクが減少します。

 

魚沼基幹病院の救命救急センターにはこれが今までありませんでした。

新型コロナの流行にともない、国から補助金がおりて、この度ようやく完成しました。

 

工事期間中の約10日間は陰圧室になるベッド1床と他の2床も使用できなくなり、大変ご迷惑をおかけしました。

 

この陰圧室には新型コロナをはじめ、結核や水痘(水ぼうそう)の重症な方がはいる予定です。

もっともここにはいる新型コロナ患者さんがいなければそれに越したことはありません。

 

完成後には陰圧室にするスイッチと圧メーターが備わっただけで、見た目はあまり変化がありません。しかしこれでかなりパワーアップできました。

 

工事中の写真と追加されたメーターです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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練習第一!

看護師の入田です。

COVID-19の流行でこのようなこれまでには考えられない世界になってから、あっという間に1年が経とうとしています。私は、県外に出ることを控えている反動もあり、ふるさと納税も含め、それ以上にお取り寄せして楽しんでいます(笑)

 

ところで、

COVID-19の対応として、人工呼吸器が装着されている患者さんに対して積極的に腹臥位による治療が行われています。

 

人工呼吸器装着中の患者さんに腹臥位療法を安全に行うためには、多くの人員とチームとしての高い技術が求められます。

人工呼吸器のチューブ等の管が抜けないように、安全に、手際よく、患者さんに負担がかからない安楽な体位にと、みんなが全集中で行っています。

 

 

当センターではスタッフ全員が同じ認識を持ち、安全に安楽にを追求し、日々、練習を行っています。

やはり、日頃の練習とチームワークが重要ですね。

 

 

写真にあるように、うちの男性看護師たちはチームワークがとっても良いです!

 

終わりの見えないコロナ渦ですが、仲間を大事にお互い思いやり、乗り越えていきましょう!

 

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これからの人生が輝くように

はじめまして

救命センターの看護師のMです。

 

今回は救命センターに長期入院していた20歳代のA君を6か月にわたり担当していたので、そのお話しをさせていただきます。

 

A君は全身に大怪我を負って、救命センターに入院してきました。事故により精神的なダメージがあり、気持ちは幼児に戻ってしまいました。精神年齢は3歳との診断でした。受傷からすでに9回の手術が行われていましたが、ずっと続く週3回の傷の処置は強い痛みと恐怖心をともなうため、鎮痛剤をしっかり使用しなければなりません。幼い精神のA君は我慢ができません。思うようにならない時は、テーブルの上の物を手で払って床に落とし、大きな声を出して拒否します。

 

食事は好き嫌いがひどくてほとんど食べてくれません。けれど、好きな炭酸飲料は一気にたくさん飲んで、結局吐いてしまいます。1回に飲んでいい量は100mlと制限しましたが、もっと飲みたいとかんしゃくをおこします。吐物で汚れた衣類の着替えにも苦痛がともない、強い鎮痛剤を使用していました。

 

どう対応しようか看護師や医師と話し合いました。

炭酸飲料を一気に飲まないように、工夫をしました。コーラを凍らせてみました!

良いアイデアと思いませんか?(炭酸は飛んでしまうので、ただのコーラ味の氷ですが(^_^;))他にもありとあらゆる飲み物を凍らせてみました。これは大成功でした。

 

私にしてみたら子供くらいの年齢です。いつしか母になったような気分になりました。

毎日接していくうちに少しずつ自分の事を話してくれるようになりました。車が大好きでいろんな所に行ったこと、ラーメンが好きだということ。ゲームの話で盛り上がることもありました。

 

車が好きなだけあってA君には夢がありました。

『車の運転がしたい!』

でも長い期間ベッドに寝ていて、全身の筋力が衰えていることや、けがの後遺症がある彼がその夢をかなえるには相当な努力が必要です。でも叶えてあげたいと思いました。

 

3ケ月ほど経ち、転機が訪れます。

けがの具合が少しずつですが、よくなってきました。以前ほどの包帯は要らなくなりました。

 

さあ積極的なリハビリの開始の時が来ました!

 

まずは朝起きてリハビリを頑張ることをA君と約束しました。

しかし相変わらず昼頃まで寝ていることが多く、起こそうとすると、かんしゃくを起しました。食事をひっくり返したり、テーブルの上の物を床に落としたりする日々が続きました。

一進一退の膠着した状態が続きます。

 

さらなる計画が企画されました。

お母さんの運転で、外出をしよう!

 

当初無謀に思えた計画も、時が流れ、いよいよ現実味を帯びてきました。

 

外出に出かける日がやってきました。

緊急時の対応や行先を確認。みんなドキドキの外出です。

 

ある小春日和の日。お母さんにA君の車を運転してきてもらいました。

ひさしぶりにTシャツ、ジャージに着替えて病院の玄関に向かいます。

そして助手席に乗って出発!

数時間後、無事に帰ってきました。

A君は『お母さんのシフトチェンジが遅くて・・・』と、キビシイ~評価をしていましたが、牛丼を少しだけ食べて満足していました。

延々と続く処置とリハビリの日々にも、週1回の外出が気分転換になりました。

 

「コンビニに買い物頼んでいいですか?」A君から依頼がきました。

食欲が出てきた証拠です。チャンスが来ました。

一緒に病院のコンビニに買い物に行こうと誘いました。

返事はOKです!

 

その日から毎日、歩行器で一緒に病院のコンビニに弁当を買いに行くようになりました。

彼の選ぶ食べ物は、正直バランスはひどいものです。でもそんな事はどうでもよいのです。ほとんど何も口にできなかった日々を思えば、大きな進歩です。

コンビニ弁当の効果でやせ細ったガリガリの体型から肉づきのよい体型になっていきました。

 

そして

 

A君の地元の病院に

いよいよ転院する日がやってきました。A君はリハビリで杖がなくても歩けるようになっていました。

「辛くてしかたない時は相談するんだよ!」と声をかけると、うつむいて少し泣きそうな顔をしていました。

 

転院、退院はまだスタート地点。

これからもたくさんの困難があると思うけど、これからの人生が輝くものであって欲しいと願わずにはいられません。

 

ガンバレA君!

 

 

 

 

 

 

 

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