10月30日 大規模地震時医療活動訓練に参加しました

基幹病院ブログ

内閣府が主催する令和3年度 大規模地震時医療活動訓練にDMATチームが参加しました。この訓練は、海上保安庁や防衛省(自衛隊)も参加する日本で一番大きな訓練です。

 

「令和3年度 大規模地震時医療活動訓練について」内閣府

 

この訓練の目的は、東日本大震災と同規模の災害を想定し、大規模地震時医療活動に関する総合的な実動訓練を実施して、当該活動に係る組織体制の機能と実効性に関する検証を行うとともに、防災関係機関相互の協力の円滑化を図るものです。

 

訓練は、前日の10月29日11:00に、三陸沖を震源とする地震が発生、岩手県、宮城県、福島県等において震度6弱から震度7を観測する地震が発生したという設定で開始されました。参加するDMATチームは、EMIS(Emergency Medical Information System:広域災害救急医療情報システム)に登録し、訓練がスタートしました。

 

新潟県からは、6つの医療機関から6つのDMATチームが訓練に参加。済生会新潟病院と当院のチームは、いわき市DMAT活動拠点本部(いわき市医療センター内)に参集指示があり、いわき市医療センターに向かいました。

 

いわき市医療センターに到着すると、DMAT活動拠点本部が立ち上がっており、受付を済ませると、本部活動及び病院指揮所の支援をするよう指示がありました。看護師2名は本部活動支援を、医師1名と業務調整員1名は病院指揮所支援を行いました。

 

九州地方の大学から参加された統括DMAT隊員が指揮所の統括(リーダー)を担い、Fake newsまで織り込まれた過酷な震災想定状況のもと、“実戦”さながらの訓練が展開されました(写真①②)。また、指揮所の判断により、埼玉DMATの数隊が病院避難の搬送訓練に当たりました。

 

 

本部活動の様子(写真①)          

 

病院指揮所活動の様子(写真②)

 

いわき市DMAT活動拠点本部で一緒に訓練したDMAT隊員の皆さん

 

今回参加した魚沼基幹病院DMATチーム(DMAT1隊の構成は、医師1名、看護師2名、業務調整員1名の4名を基本としています。)

左から、米岡先生(脳神経外科)、池田さん、市川さん(救命救急センター看護師)、深野さん(業務調整員:経営企画課)

 

【参考】

DMATとは

 

EMIS(広域災害救急医療情報システム)

よくアクセスされるページのご案内