遺伝カウンセリング外来は、遺伝性の病気やご家族への遺伝について心配されている方を対象にしています。
正確な情報をお伝えし、ご本人が自分で納得して意思決定ができるよう支援します。診療は、臨床遺伝専門医と各診療科の医師・看護師が連携する医療チームで行います。
遺伝カウンセリングとは
遺伝カウンセリングは、「疾患の遺伝学的関与について、その医学的影響、心理学的影響および家族への影響を人々が理解し、それに適応していくことを助ける」プロセスです。
プロセスには、以下の3つが含まれます。
- 1疾患の発生および再発の可能性を評価するための家族歴および病歴の解釈
- 2遺伝現象、検査、マネージメント、予防、資源および研究についての教育
- 3十分な情報を得た上での自律的選択およびリスクや状況への適応を促進するためのカウンセリング
遺伝性疾患であることを知る主なメリット
- 将来の予測に基づく適切な対応
- 不要な検査や体への負担の回避
- 合併症の早期発見や最適な治療法の選択
- 医療費助成や社会保障、家族会などによる物心両面の援助と孤立化防止
- 親族への注意喚起
受診のしかた
◆ 当院に通院中の方
主治医または診療科にご相談ください。
◆ 当院に通院していない方
かかりつけの医療機関から当院へご紹介いただき、まず当院を受診してください。受診した診療科の担当医に遺伝カウンセリングの受診希望をご相談ください。(完全予約制のため、直接ご来院いただいても受診することはできません。)
カウンセリング料金
保険診療の対象外(自費診療)となる場合がございます。詳しくは、主治医または診療科にご相談ください。
遺伝カウンセリングの流れ
1 主治医や診療科へ相談
2 遺伝カウンセリング外来の予約
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月 |
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水 |
木 |
金 |
午後
(完全予約制) |
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◯ |
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※第2・4水曜日 13:30~16:30
※上記日程でどうしても都合がつかない場合は、主治医または診療科にお申し出ください。
3 遺伝カウンセリング外来受診
情報共有や相談を行い、必要に応じ遺伝学的検査(遺伝子診断、保因者診断、発症前診断、出生前診断など)について説明し、実施するかどうかをご判断いただきます。また、問題となる遺伝性疾患の病態や遺伝形式、生活環境等を踏まえ、ご本人およびご家族が十分に理解し、納得したうえで意思決定できるよう支援します。
◆ 遺伝カウンセリング外来を受診される方へのお願い ◆
遺伝カウンセリングでは、家系内の情報が重要になります。
少なくとも3親等までのご親族に関して、遺伝カウンセリング外来の受診時に年齢、性別、生死、病気の情報などをご提供ください。
未診断疾患イニシアチブ研究事業への参加について
当院は、日本医療研究開発機構が主導する未診断疾患イニシアチブ研究事業に参加しています。未診断疾患イニシアチブは、診断がつかずに悩んでいる患者さん(未診断疾患患者)に対して、網羅的に遺伝子を調べて診断の手がかりを見つける、患者さん参加型のプロジェクトです。診断の確定や治療法の開発につなげることを目指しています。
当院は、遺伝医療に関わる医療人を育成しています