NICUを紹介します

看護部ブログ

 当院はNICU(新生児集中治療室)6床・GCU(発育治療室)6床からなる魚沼圏において唯一のNICUとして、基幹病院開院とともにスタートし今年で5年目を迎えます。

 

 人工呼吸器を装着した赤ちゃんや、点滴をしながら保育器に入っている赤ちゃんに安全で質の高い看護を提供するために、NICU学習会や各種研修会への参加、NCPR(新生児蘇生法)の取得を目指し自己研鑚に励んでいます。またPNS看護体制をとり日々看護師がペアでケアを行っています。

 日々の看護で私たちが特に大切にしていることは、「ファミリーセンタードケア」です。「ファミリーセンタードケア」とは、常に赤ちゃんとご家族を中心とし、ご家族も赤ちゃんのケアに参加できるよう支援することです。具体的には、両親は24時間面会をすることができ、看護師がお手伝いしながらカンガルーケアや沐浴・おむつ交換・直接授乳などを行っています。両親以外では、赤ちゃんからみてきょうだい・祖父母・曾祖父母・15歳以上のおじ・おばの面会が可能です。特にきょうだい面会では、感染症にかかる機会の多い子供たちは面会できない施設が多い現状ですが、当院では赤ちゃんがご家族と一緒に過ごせることが“当たり前のこと”と考えきょうだい面会を進めています。

 また育児練習や退院後の生活がイメージできるよう、赤ちゃんとご家族が一緒にゆっくり過ごすためのファミリールームも備えています。(赤ちゃんと両親が一緒にお泊りすることも可能です)

 

「ファミリールーム」

 

 私たちは、これからも赤ちゃんとご家族に寄り添った優しいNICUを目指していきたいと思います。

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