
飯塚 眞由美
リハビリテーション
技術科長
当院は、魚沼地域の高度医療、三次救急の急性期を担う病院です。
その中にあって、私たちリハビリテーション技術科は、十分なリスク管理を行いながら、積極的にリハビリテーションを行っています。
併せて、早期から患者の将来像を考え、多職種連携でのチーム医療も提供しています。
魚沼地域では初の心臓疾患のリハビリテーションを行っているのも当院の特徴です。
他病院への転院の際は、リハビリテーション経過等を報告し、継続したリハビリテーションが行えるよう努めています。
今後も、魚沼地域住民に信頼される病院の一端を担うべく、スタッフ一同邁進してまいります。
急性期リハビリテーションのエキスパートとして、魚沼地域完結型リハビリテーション医療に貢献します
部門方針
- 発症、術後早期から医師の指示のもとリスク管理を行い、積極的なリハビリテーションを提供します。
- 魚沼地域に密着した地域完結型リハビリテーションに取り組みます。
- QOL(生活の質)の向上のため、患者さんを中心としたチーム医療を行います。
- 新潟大学地域医療教育センターと連携し、スタッフの教育・研究支援に力を入れます。
部門体制

- 理学療法士(PT) 16名
- 作業療法士(OT) 9名
- 言語聴覚士(ST) 3名
- 受付事務 1名
<認定資格>
・認定理学療法士 循環1名 呼吸1名 運動器1名 代謝1名 脳卒中1名
・認定作業療法士 1名
・心臓リハビリテーション指導士4名
・腎臓リハビリテーション指導士1名
・3学会合同呼吸療法認定士 PT5名 OT2名
・骨粗鬆症マネージャー 1名
・糖尿病療養指導士1名
施設基準
- 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
- 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
- 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)
- がん患者リハビリテーション料
理学療法部門
病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した方に対し、可能なかぎり早期離床を促し、座位・立位・歩行といった基本的な動作能力の改善をめざし日常生活の自立をサポートしていきます。運動機能の維持や改善を目的に運動・電気・温熱・光線などの物理手段を用いて治療、指導及び援助を行います。また、機能障害後遺症に対しても補装具の提案、住宅改修の助言を行い在宅復帰後の安全な生活を支援します。
作業療法部門
病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した方に対し、主体的な生活の獲得を図るため諸機能の回復、維持及び開発を促すため作業活動を用いて治療、指導及び援助を行います。具体的には、日常生活動作(食事・排泄・更衣・入浴など)を再び獲得できるように練習を行い、安全に楽に行える方法を指導し心とからだをサポートしていきます。
言語療法部門
脳血管疾患の失語症、構音障害などによるコミュニケーション問題、嚥下障害などの症状を抱える方に検査・評価を実施し、必要に応じて治療・指導を行い、自分らしい生活を構築できるよう支援します。
教育方針-使用しない
リハビリテーション技術科が院内スタッフ向けに発行する「リハの木通信」。
バックナンバーを皆様にご紹介します。
令和元年度(2019.4~2020.3)
学会・研究会・講演会
Yoichi Sato, Takahiro Miura, Jiahe Qiu, Masahiro Kohzuki, Osamu Ito.
Effects of long-term exercise on liver cyst formation and fibrosis in polycystic liver disease model rats.
13th International Society of Physical and Rehabilitation medicine World Congress(Oral)
(Kobe, 2019年6月9-13日)
今井遼太、椿淳裕、大口陽子、大津友樹、佐藤陽一、笠井督雄.
定期的な監視型運動療法実施の有無が虚血性心疾患患者の運動耐容能の改善効果に及ぼす影響.
第26回日本心臓リハビリテーション学会学術集会(口述)
(大阪, 2019年7月13-14日)
佐藤陽一.
忘れちゃいけない”怖~い”合併症 「サルコぺニア・フレイルを防ぐ」.
第29回新潟糖尿病セミナー(口述)
(新潟, 2019年9月1日)
渡辺慶大、田村俊暁、相澤直孝.
干渉波刺激の導入を契機に経口摂取へ至った脳梗塞慢性期の嚥下障害の1例.
第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会(口述)
(新潟, 2019年9月6-7日)
今井遼太、椿淳裕、大口陽子、大津友樹、佐藤陽一、笠井督雄.
低頻度外来運動療法の継続による心肺運動負荷試験パラメータの継時的な変化の比較.
日本心臓リハビリテーション学会第4回関東甲信越支部地方会(ポスター)
(新潟, 2019年9月21日)
大津友樹、大口陽子、佐藤陽一、今井遼太、笠井督雄.
高強度インターバルトレーニングにより運動耐容能の改善が得られたCOPD合併心筋梗塞の一症例.
日本心臓リハビリテーション学会第4回関東甲信越支部地方会(ポスター)
(新潟, 2019年9月21日)
佐藤陽一、三浦平寛、仇嘉禾、上月正博、伊藤修.
長期的運動とメトホルミンが多発性嚢胞腎モデルラットの肝病変に与える効果.
第27回嚢胞性腎疾患研究会(口述)
(東京, 2019年10月5日)
椿智子.
多発性骨髄腫に対する作業療法の経験.
第5回北関東信越ブロック学会 第16回新潟県作業療法士学会(口述)
(新潟, 2019年11月30日)
関悟、若井崇央、寺島健史.
足で操作するスマートフォン ~ALS症例の機器活用とその効果~.
第5回北関東信越ブロック学会 第16回新潟県作業療法士学会(口述)
(新潟, 2019年11月30日)
佐藤陽一、三浦平寛、仇嘉禾、上月正博、伊藤修.
長期的運動が多発性肝嚢胞モデルラットに与える効果.
第24回日本基礎理学療法学会学術大会(ポスター)
(新潟, 2019年11月30日-12月1日)
今井遼太、大口陽子、大津友樹、佐藤陽一、八木俊哉、山口征吾、大橋さとみ.
当院救命救急・外傷センターにおける理学療法士の専任配置による効果.
第1回新潟県リハビリテーション専門職学術大会(口述)
(新潟, 2019年12月14-15日)
佐藤陽一、今井遼太、八木俊哉、大口陽子、大津友樹、飯野則昭.
当院における腎臓リハビリテーションの取り組み.
第1回新潟県リハビリテーション専門職学術大会(口述)
(新潟, 2019年12月14-15日)
八木俊哉、大津友樹、今井遼太、大口陽子、佐藤陽一、関八重子、佐藤悠紀子、遠藤義幸、伊藤竜、大橋和政.
当院における「3学会合同呼吸療法認定士」取得に向けた多職種勉強会の試み.
第1回新潟県リハビリテーション専門職学術大会(口述)
(新潟, 2019年12月14-15日)
大津友樹、渡辺慶大、関悟、大口陽子、米岡有一郎.
早期離床を目指した脳卒中離床基準の作成と運用.
第1回新潟県リハビリテーション専門職学術大会(口述)
(新潟, 2019年12月14-15日)
研究費(その他)
佐藤陽一:宮城県腎臓協会研究助成 2018-2020年度
多発性嚢胞腎の腎病変及び肝病変に対する運動療法の機序解明.
過去の研究・業績集はこちらをご覧ください。