乳腺外科

当院は日本乳癌学会認定施設です。乳がんに代表される悪性疾患に加え線維腺腫、乳管内乳頭腫などの良性腫瘍や乳腺炎などの感染性疾患に対応しています。当院の乳がん診療では、体の負担の軽い低侵襲手術（乳房温存手術·センチネルリンパ節生検手術）を中心に薬物治療や放射線治療を組み合わせ、放射線治療科や病理部といった院内他科の医師やメディカルスタッフと連携して診断と治療にあたっています。また転移・再発乳がんの患者さんにも最新のエビデンスに基づいた治療を行っています。他院で治療した乳がん患者さんの追加治療も受け付けていますので、ご相談ください。

診療内容

乳がんセンチネルリンパ節生検

がん細胞が最初に転移するリンパ節はセンチネルリンパ節と呼ばれます。乳がんの手術中にセンチネルリンパ節を見つけて転移がないことが確認できれば、腋窩リンパ節郭清を省略できます。当科では放射性同位元素とICGを併用することで、効率よくセンチネルリンパ節を見つけ出し、80%程度の腋窩リンパ節郭清を省略できました。これも一種の蛍光ガイド下手術です。

動画紹介

①令和６年度 市民公開講座：「乳腺の病気のからだにやさしい治療」