基本情報
脳神経内科では、脳梗塞、物忘れ、頭痛、手足のしびれ、めまい、てんかん等、脳、脊髄、末梢神経、あるいは筋肉の病気(疾患)によって体調を崩された患者さんを診療します。精神の不調を取り扱う精神科や心療内科とは守備範囲が異なります。
脳神経内科の診察では、これまでの経過を患者さん本人やご家族から詳しくうかがい、かかりつけ医からの紹介状や検査結果を詳しく分析し、全身のどこに不具合があるのかを特定するための神経学的診察を行います。
このため、はじめての患者さんでは診療にとても時間がかかります。予約なく来院された場合は午後もしくは後日の診察となることもあります。紹介状をお持ちの場合でも事前に受診予約をお願いします。
手足がきかない、ろれつがまわらない等の状態を急にきたす、脳卒中の代表的な疾患です。脳神経外科・リハビリテーション科と連携しながら、脳梗塞の内科的治療、退院までの支援、退院後の再発予防治療などを行います。
アルツハイマー病などの認知症なのか、その他の原因があるのか、について詳しい検査を行います。診断によっては精神科や新潟県が指定する認知症疾患医療センターに紹介することもあります。
頭痛でお悩みの方は大変多くいらっしゃいますが、中でも片頭痛は2021年春頃から画期的な治療薬が次々と登場してきています。その他の頭痛についても、原因をつきとめ、治療や対処法を患者さんといっしょに考えていきます。
メニエール病などが有名ですが、耳鼻咽喉科と連携しながらめまいの原因の特定とその治療対処法について検討します。
てんかんは100人に1人が発症するといわれているありふれた疾患です。幼少期からのてんかんに加えて、最近は大人になってはじめて発作を起こす方が増えています。てんかんは、早く診断をつけて治療を開始すれば大部分の方は普通の生活を送ることができます。
パーキンソン病、多系統萎縮症、筋萎縮性硬化症など神経細胞の原因不明の不具合によって起こります。いわゆる「神経難病」と呼ばれる疾患も神経変性疾患のひとつであることが多いです。
細菌やウイルスの感染、体の免疫機能の不具合により、発熱、頭痛、意識障害、行動異常、けいれん発作などが生じます。
多発性硬化症、リウマチや膠原病に伴う神経疾患など、体の免疫機能の不具合によって起こります。
末梢神経障害のなかで脳神経内科医による専門的な治療が必要な代表的な疾患です。手足のしびれ、力の入りにくさというありふれた症状で起こってくることもあります。
筋炎、筋ジストロフィー症、重症筋無力症など、筋肉や筋肉と神経のつなぎ目に不具合があって力が入りにくくなったり、まぶたが下がったり、飲み込みの不具合が出たりします。
寺島 健史医師はボツリヌス治療学会認定施注医として、2006年から新潟大学医歯学総合病院および当院でボツリヌス治療を行っています。これまでに新潟大学病院で約2500回、当院で約300回の治療実績があります。
※美容目的の施注は行っていません。
実績紹介
スタッフ紹介
新潟大学地域医療教育センター 特任教授
脳神経内科 部長
病院長特命補佐
医療情報部長
診療情報管理室長
寺島 健史
(てらじま けんし)
出身大学
東北大学
専門領域
脳神経内科全般・神経生理学的検査(脳波・筋電図等)・ボツリヌス治療
認定資格等
患者さんへのメッセージ
神経内科専門医・総合内科専門医としての経験を活かして最善と考えられる治療・対処法を提案いたします。
新潟大学地域医療教育センター 特任助教
脳神経内科 部長
谷 卓
(たに たかし)
出身大学
新潟大学
専門領域
脳神経内科一般・神経免疫
認定資格等
患者さんへのメッセージ
大学院では神経免疫疾患を主に研究していました。また、これまで神経難病患者さんが療養する病院に長く勤務してきましたので、その経験を診療に役立てられればと思っております。
新潟大学地域医療教育センター 特任助教
脳神経内科 医長
診療情報管理室長代理
畠野 雄也
(はたの ゆうや)
出身大学
新潟大学
専門領域
脳神経内科全般
認定資格等
患者さんへのメッセージ
私は、これまで複数の病院で脳神経内科医として勤務してまいりました。誠意と謙虚さを忘れずに一歩一歩学んでいき、患者さん一人一人のニーズに沿った医療を提供できるように努力していきます。
お知らせ
当院では2023年4月より神経内科から脳神経内科に診療科名を変更しましたが、システム移行が完全に終了するまでの間、新旧の表示が混在することがあります。ご了承ください。