ドクター | 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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湯川 尊行 | 午前 | 再診 | 新患 | |||
坂上 仁 | 新患 | 再診 | ||||
恩田 啓伍 | 新患 | 再診 | ||||
坪谷 隆介 | 新患 | 再診 | ||||
大学医師 | 再診 |
新患受付は月~木 8:30~11:00
再来予約外受付は月~金 8:30~11:00
当科では初診の際、他の病院・診療所から転医する場合(1年以内に他院精神科に受診され終診となった場合も含む)必ず紹介状が必要となります。初診で受診される際、紹介元の病院・診療所より当院の予約をお願いいたします。
当日の受付時間内に紹介状をご持参になり受診することも可能ですが、外来の状況によっては、別の診察日をご案内させていただく事がありますのでご了承ください。
これまで精神科を受診した事が無い場合や、症状により一定期間当院精神科を受診していないなどの場合は、ご予約をお取りする事ができません。その場合は、月~木曜日の8:30~11:00に、予約外での受診をお願いいたします。
魚沼地域における基幹病院の精神科として、さまざまな精神疾患に対して適切な診断と治療が行える体制を整えています。特に、総合病院の精神科として、精神疾患と身体合併症の治療が同時に必要な患者さんを積極的に受け入れるとともに、身体疾患をもつ患者さんに生じた精神科的な問題に対応します。また、難治性うつ病に対する修正型電気けいれん療法といった専門性の高い精神科医療を実践します。さらに、新潟県精神科救急医療システムに参画し、必要な精神科医療を提供します。
当科では初回の診察に1時間程度かかることから、初診の際には、事前に予約いただき、かかりつけ医のある方は紹介状をお持ちください。皆様の待ち時間を減らし円滑に受診していただけるよう、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
疾患名 | 内容 |
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統合失調症 | 幻覚、妄想、まとまりのない発語、意欲欠如などが特徴的な症状です。薬物療法(抗精神病薬)やリハビリテーションなどが治療の中心です。 |
気分障害 (双極性障害、うつ病) |
薬物療法(気分安定薬や抗うつ薬)などに加え、難治性うつ病に対して必要に応じて修正型電気けいれん療法を行います。 |
認知症 | 診察、心理検査、血液検査、脳画像検査などにより、原因となる疾患や重症度を明らかにし、適切な治療やケアを提供します。 |
不安症(パニック症など)、 強迫症 |
薬物療法と認知行動療法的アプローチを組み合わせて、不安症状や強迫症状を自分でコントロールできるよう支援します。 |
神経性やせ症、 神経性過食症 |
認知行動療法的アプローチや栄養指導によって、体型や食事に対する拘りを修正し、適切な食行動を身につけられるように援助します。 |
精神症状評価尺度および心理検査データの研究利用に関するお願い
統合失調症、気分障害、不安症および神経発達症(自閉スペクトラム症および注意欠如・多動症)は、特徴的な症状や経過を有する一方で、非常によく似た病像や心理学的特徴を呈する場合があるため、専門の精神科医であっても、その診断や評価が常に一致するとは限りません。そのため当院では、国際診断基準を用いた診断面接に加えて、精神症状評価尺度や心理検査を日常的に活用して、その精度を高めるよう努力しております。
私たちはこの貴重な検査データを、臨床研究にも利用させていただきたいと考えております。患者さんから得たデータを詳細に分析して、精神疾患にかかったことのない方(対照者)との間で比較することで、より正確で効率的な診断や新しい治療、予防に役立てたいと考えております。以下の事柄につきご理解をいただき、研究利用についてご協力をお願い申し上げます。
個人情報の保護および研究成果の公表
個人情報の保護に十分配慮し必要最小限の情報(性別、年齢、診断名、心理検査データなど個人を特定できない情報)のみをカルテから取得します。新潟大学大学院医歯学総合研究科精神医学分野などの共同研究機関とデータを共有し、統計学的な解析を行います。得られた結果は、学会や論文などで公表しますが、集団としての平均値など統計学的数値のみで、氏名や生年月日など個人が特定される情報が公表されることは一切ありません。
研究協力の任意性
本研究への協力は自由意志にもとづくもので、協力をお断りになられても一切不利益は生じません。ご自分のデータについて本研究で使うことを望まない方については、その方のデータを用いずに研究を実施いたします。
以上、ご説明申し上げました内容につきましてご理解いただき、ご賛同いただければ誠に幸いです。
なお、今回の研究協力を望まない場合やご不明な点などがあるときは下記担当者までご連絡ください。
魚沼基幹病院 精神科
精神科部長:湯川 尊行
電話番号:025-777-3200(代表)
令和元年度(2019.4~2020.3)
学会・研究会・講演会
坪谷隆介、茂木崇治、福井直樹、橋尻洸陽、須貝拓朗、江川純、三留節子、荒木理恵、池睦美、生野寿史、山口雅幸、高桑好一、榎本隆之、染矢俊幸.
妊産婦の発達特性が子へのボンディングに与える影響について.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-22日)
坪谷隆介、常山暢人、鈴木雄太郎、福井直樹、須貝拓朗、渡邉純蔵、小野信、染矢俊幸.
Fluvoxamineからparoxetineへの置換における有用性の検討.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-22日)
福井直樹、茂木崇治、橋尻洸陽、坪谷隆介、須貝拓朗、江川純、染矢俊幸.
新潟大学精神医学教室で現在進めている研究(4)周産期メンタルヘルス研究.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-22日)
恩田啓伍、湯川尊行、井上絵美子、 染矢俊幸.
エナジードリンクの長期飲用を中止直後に統合失調症様症状が出現した1 例.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-22日)
坂上仁、横山裕一、折目直樹、恩田啓伍、竹内真理、佐藤隆明、福武嶺一、金子正儀、堀内綾乃、生野寿史、高桑好一、染矢俊幸.
妊娠中に精神症状を呈し、急性間欠性ポルフィリン症が疑われた1例.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-22日)
恩田啓伍、須貝拓朗、鈴木雄太郎、山崎學、下田和孝、森隆夫、尾関祐二、松田ひろし、菅原典夫、古郡規雄、岡本呉賦、寒河江豊昭、染矢俊幸.
外来-入院統合失調症患者における生活習慣病罹患率の差異.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-23日)
恩田啓伍、折目直樹、横山裕一、染矢俊幸.
高齢者の嫉妬妄想がドネペジルにより改善した1例.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-23日)
渡部雄一郎、保谷智史、井桁裕文、森川亮、井上絵美子、澁谷雅子、江川純、染矢俊幸.
新潟大学精神医学教室で現在進めている研究(1)分子遺伝学研究.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-23日)
井上絵美子、谷卓、小澤鉄太郎、寺島健史、湯川尊行、有波浩、恩田啓伍、染矢俊幸.
無症候性に進行し躁症状で発見された神経梅毒の一例.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-23日)
湯川尊行、小原伸雅、新藤雅延、井上絵美子、有波浩、恩田啓伍、渡部雄一郎、染矢俊幸.
2型糖尿病を合併した治療抵抗性統合失調症にクロザピンを用いた1例.
第115回日本精神神経学会学術総会(口演)
(新潟, 2019年6月20-23日)
湯川尊行、寺島健史、井上絵美子、有波浩、恩田啓伍、染矢俊幸.
レビー小体病を併発した統合失調症の1例.
第115回日本精神神経学会学術総会(口演)
(新潟, 2019年6月20-23日)
湯川尊行、小澤鉄太郎、寺島健史、伊藤岳、渡部雄一郎、信田慶太、菊地佑、染矢俊幸.
著しい精神運動興奮により措置入院に至った抗NMDA受容体脳炎の1例.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-23日)
湯川尊行、小松健、小原伸雅、土田雅史、若杉正嗣、井上絵美子、有波浩、恩田啓伍、染矢俊幸.
産後うつ病として治療されていたクッシング症候群の1例.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-23日)
湯川尊行、岩倉百合子、武井延之、斎藤摩美、渡部雄一郎、豊岡和彦、五十嵐道弘、新里和弘、大島健一、國井泰人、矢部博興, 松本純弥、和田明、日野瑞城、 入谷修司、丹羽真一、竹内亮子、高橋均、柿田明美、染矢俊幸、那波宏之.
統合失調症患者における脳内コンドロイチン硫酸鎖の変化.
第115回日本精神神経学会学術総会(口演)
(新潟, 2019年6月20-23日)
渡部雄一郎、須貝拓朗、湯川尊行、小野信、川嶋義章、丸山直樹、西田牧衛、田中弘、北村秀明、染矢俊幸.
新潟大学精神科専門研修プログラムの特色.
第115回日本精神神経学会学術総会(ポスター)
(新潟, 2019年6月20-23日)
井上絵美子、谷卓、小澤鉄太郎、寺島健史、湯川尊行、有波浩、恩田啓伍、染矢俊幸.
無症候性に進行し躁症状で受診に至った神経梅毒の一例.
第39回日本精神科診断学会(ポスター)
(京都, 2019年9月21日)
湯川尊行、小松健、小原伸雅、土田雅史、若杉正嗣、井上絵美子、有波浩、恩田啓伍、染矢俊幸.
産後うつ病と診断されていたACTH依存性クッシング症候群の1例.
第39回日本精神科診断学会(ポスター)
(京都, 2019年9月21日)
湯川尊行、井上絵美子、坪谷隆介、恩田啓伍.
うつ状態に対してデュロキセチンを投与後に妄想が出現した1症例.
令和元年度新潟精神医学会(口演)
(新潟, 2019年10月19日)
坪谷隆介、小澤鉄太郎、寺島健史、谷卓、小泉暢大栄、新藤雅延、矢部正浩、五十嵐一也、湯川尊行、井上絵美子、恩田啓伍.
ニボルマブ関連自己免疫性脳炎 によるせん妄の一症例.
第22回新潟総合病院精神医学研究会(口演)
(新潟, 2020年2月8日)
研究費(科学研究費)
湯川尊行:代表 若手研究19K17083 2019-2023年度
統合失調症患者における脳内へパラン硫酸プロテオグリカンの変化
受賞
坪谷隆介:妊産婦の発達特性が子へのボンディングに与える影響について. 優秀発表賞
(第115回日本精神神経学会学術総会,2019年6月)
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