医療機関の方へ

鼻・副鼻腔疾患、耳疾患、咽喉頭疾患から頭頸部腫瘍や嚥下障害まで幅広く対応しています。ナビゲーションシステムや内視鏡を用いた鼻科手術や耳科手術を行っています。頭頸部腫瘍（甲状腺癌、口腔癌、咽頭癌、喉頭癌、鼻腔癌など）についても手術療法、放射線治療、薬物療法を組み合わせた集学的治療を行っています。放射線治療科や言語聴覚療法士とも連携をとり、チーム医療を目指しています。

注意喚起したい症状等

好酸球性副鼻腔炎は鼻内にポリープを認め鼻閉や嗅覚障害などをきたす易再発性の難治性疾患で近年増加傾向にあります。指定難病に認定されており、基準を満たせば医療費の助成を受けることができます。喘息患者さんにも多く合併し、内視鏡下鼻副鼻腔手術後も鼻茸が再発しやすく、長期的な経過観察が必要です。ステロイドの内服や点鼻などの既存の治療に抵抗性の場合は生物学的製剤を用いた治療も行っています。

連携先の医療機関の方へ

• 急性期や精査、手術が必要と思われる症例があればご紹介ください。
• 症状が落ち着き安定した状態となった際は経過観察や投薬をお願いする場合がありますが、その際はよろしくご協力をお願いいたします。

こんな症状は当院へご相談ください

• 頸部の腫瘤、呼吸困難感、嗄声、嚥下障害
• 鼻閉、鼻汁、嗅覚障害、頭重感
• 咽頭痛、口腔内病変、開口障害
• 難聴、耳漏、めまい
• 眼窩底骨折症例
• コントロール不良なアレルギー性鼻炎で手術や免疫療法、生物学的製剤を希望される方
• 誤嚥性肺炎を繰り返し誤嚥防止手術を希望される方