医療機関の方へ

医療機関の方へ

高齢になればなるほど、多くの合併症を持っています。また、二つ以上の疾患を並行して治療するケースもあります。そのような症例のために、総合診療科が設けられています。他の病院では、「どの科にかかればいいかわからない」「異常がないといわれたが治らない」などの訴えをもつ外来患者さんが総合診療科を受診します。これに対して、当院では複数の問題(‘疾患’とは限りません)を持つ入院症例を対象に診療を行います。

注意喚起したい症状等

急性胃炎だと思ったら急性虫垂炎だった、熱が下がらないと思ったら悪性リンパ腫だった、繰り返す肺炎だと思ったら間質性肺炎だった、鉄欠乏性貧血だと思ったら大腸がんだった、誤嚥性肺炎だと思ったら偽痛風だった、逆流性食道炎だと思ったら急性心筋梗塞だった、伝染性単核球症だと思ったらS L Eにともなう血球貪食症候群だった(いずれも実際にあった症例です)、など枚挙に暇がありません。

連携先の医療機関の方へ

  • 長期臥床によりADLが落ちているとき、リハビリテーションをお願いする場合があります。
  • 誤嚥性肺炎は治癒してもあいかわらず飲み込みが悪いとき、療養をお願いする場合があります。
  • 病状が改善しなくても地元での療養を希望するとき、緩和ケアをお願いする場合があります。

こんな症状は当院へご相談ください

  • 診断のつかない症例(例)熱が続いているけど原因がわからない。
  • 治療方針が決められない症例(例)呼吸が苦しいけどどこが悪いのかわからない。
  • 治療にも関わらず増悪している症例(例)肺炎で抗生物質を使っているのにかえって悪くなる。

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